2021年03月12日

2021年 第9週(3月1日~ 3月7日)

❖県内概況❖
 定点把握感染症の報告数は例年に比べ少ない状況が続いていますが、感染性胃腸炎が増加しています。
春先に流行する胃腸炎の原因の 1 つにロタウイルスがあり、ロタウイルスによる胃腸炎は、乳幼児(0~6 歳頃)に多く、水のような下痢、吐き気、嘔吐などの症状が出ます。
ロタウイルスワクチンの予防接種は重症化予防に有効で、乳幼児の定期接種であり、適切な期間内に忘れないように接種することが大切です。
 新型コロナウイルス感染症について、県内の第 9 週における新規感染者は、事業所におけるクラスター事案もあり、46 名と前週より増加しました。
また、変異株検査を全国の地方衛生研究所で実施することになり、保健研究センターでも、3 月 1 日の陽性検体から検査を実施しています。
引き続き、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒、外出時のマスク着用などの基本的な感染対策を行うとともに、会食などの外出
を控え、3 密(密閉・密集・密接)を避けるといった「うつらない・うつさない」行動の徹底をお願いします。

✤第9週のトピックス✤
◆新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 2020年12月現在
(IASR Vol. 42 p27-28: 2021年2月号)
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◆日本における感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルスの新規変異株症例について(2021年2月26日時点)    (国立感染症研究所)
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◆新型コロナウイルスを不活化する新規複合酸化物を開発 (奈良県)
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【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2021年3月12日更新)