2022年07月01日

2022年第25週 (6月20日~ 6月26日)

■県内概況(新型コロナウイルス関係)■
 第 25 週の新型コロナウイルス新規感染者数は 715 名と第 24 週の 793 名より減少していますが、今後の感染状況について引き続き注視が必要です。
7月以降は梅雨明け、3連休や夏休みの影響もあり、接触の増加等が予想されます。
県民の皆様には引き続き、正しいマスクの着用、手指衛生、換気など感染対策をお願いいたします。

■県内概況(その他の感染症)■
 咽頭結膜熱(プール熱)が増加しています。
咽頭結膜熱は発熱、咽頭痛、結膜熱を主症状とする疾患で、感染経路は飛沫感染、接触感染などです。
タオルの共用は避け、手洗い、うがいをこころがけましょう。

■蚊媒介感染症について■
 蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
 主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。
 これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
 日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としてみられていますが、デング熱に関しては 2014年に国内感染例が報告されました。
【対策法】
◆屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊にさされないよう注意してください。
◆日本脳炎は不活化ワクチンによる予防接種、マラリアは医師の処方による予防内服が有効です。
◆蚊の発生を減らすために、定期的に幼虫が発生しそうな周辺の水たまりの除去・清掃をしましょう。
詳細については、下記の参考 URL からご覧ください。
参考
◎蚊媒介感染症(厚生労働省)
>>詳細はこちら

■第25週のトピックス■
◆新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた熱中症予防について(厚生労働省)
>>詳細はこちら
◆蚊媒介感染症, 2012年1月~2022年3月
>>詳細はこちら

【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2022年7月1日更新)