2021年12月17日

2021年 第 49 週(12月6日~ 12月12日)

■県内概況(新型コロナウイルス関係)■
 第 49 週の新型コロナウイルス新規感染者数は 2 名と、前週より減少しています。
 県民のみなさまには、引き続きの感染予防の徹底へのご協力をお願いいたします。

■県内概況(その他の感染症)■
 感染性胃腸炎が増加しています。
冬期に流行するノロウイルスは、手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせてしまうこともあるため、注意が必要です。
 手足口病は前週に引き続きやや減少しましたが、例年のこの時期と比べると高いレベルで推移しています。
タオルやおもちゃなどの共有は避け、流水と石けんによる手洗いを十分に行うようにしましょう。

■新型コロナワクチン追加接種(3 回目接種)について■
 新型コロナワクチンの 2 回目接種を完了した日から、原則 8 ヶ月*以上経過した 18 歳以上の方を対象に、追加接種(3 回目接種)が始まりました。

 厚生労働省の審議会で議論された結果、感染拡大防止や重症化予防の観点から、初回(1 回目・2 回目)接種を完了したすべての方に追加接種の機会を提供することが望ましいとされています。
 なお、高齢者、基礎疾患を有する方などの「重症化リスクが高い方」、重症化リスクが高い方の関係者・介助者(介護従事者など)などの「重症化リスクが高い方との接触が多い方」、医療従事者などの「職業上の理由などによりウイルス曝露リスクが高い方」は、特に追加接種を推奨されています。
 *原則として、新型コロナワクチンとそれ以外のワクチンは、同時に接種できません。
 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから 2 週間後に接種できます。

 詳細については、下記の参考 URL からご覧ください。
 参考
◎新型コロナワクチン追加接種(3 回目接種)について(奈良県)
>>詳細はこちら
◎追加接種(3 回目接種)についてのお知らせ(厚生労働省)
>>詳細はこちら

■第49週のトピックス■
◆インフルエンザ 2020/21シーズン (IASR Vol. 42 p239-241: 2021年11月号)
>>詳細はこちら

◆IDWR 2021年第47号
<注目すべき感染症> 梅毒
>>詳細はこちら

◆新型コロナウイルス感染症変異株(オミクロン株)患者における濃厚接触者の確認について(奈良県 令和3年12月14日)
>>詳細はこちら

【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2021年12月17日更新)