2022年04月22日

2022年第15週 (4月11日~ 4月17日)

■県内概況(新型コロナウイルス関係)■
 第 15 週の新型コロナウイルス新規感染者数は 3046 名と、前週の 2903 名に比べて若干増加しており、ピークを脱したものの、今なお下がりきらない水準にありますので、これから迎える大型連休において、感染を再び拡大させないために、県民の皆様に、引き続き適切な対策をお願いいたします。
また、リスクが高い場面と低い場面でのメリハリを意識して行動することにより、豊かな日常生活を送っていただきたいと思います。
 保健研究センターでは、県内での変異株の流行状況を把握するために、新型コロナウイルス遺伝子解析を実施しており 4 月 11日~14 日に実施した結果は、24 検体のうち、BA.1 系統が 10 検体、BA.2 系統が 13 検体、解析不能が 1 検体でした。
引き続き、遺伝子解析による変異株の流行状況把握に努めたいと考えています。

■マダニに咬まれないように注意しましょう■
 ヒトが野外作業や農作業、レジャー等で、ダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。
ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれたヒトが病気を発症することがあります。
 特に「日本紅斑熱」や「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」は、国内での発生報告数が多く、死亡事例も報告されています。
 マダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まる草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、次のことに注意しましょう。
☆長袖・長ズボン、足を完全に覆う靴、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくしましょう。
☆服は、マダニを目視で確認しやすい明るい色のものがおすすめです。
☆虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
☆帰宅後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。特にわきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部などがポイントです。
くわしくは厚生労働省 HP:ダニ媒介感染症
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■第15週のトピックス■
◆新型コロナワクチンの高校生・大学生の皆様向け、追加接種のおしらせ(厚生労働省HP)
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◆第33回県対策本部会議「第7波に備える対策について」(令和4年4月20日) (奈良県HP)
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【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2022年4月22 日更新)