2022年07月29日

2022年第29週 (7月18日~ 7月24日)

■県内概況(新型コロナウイルス関係)■
 第 29 週の新型コロナウイルス新規感染者数は 9410 名と第 28 週の 6507 名から急激に増加しています。
また、当センターにおける遺伝子解析の結果、BA.5 系統が多数検出されています。
BA.5 系統は感染者数がより増加しやすいことが示唆されていることから、感染拡大が続くことが懸念されます。
 奈良県では、ウィズコロナを念頭に、実態に即した対策を行うことにより、感染症予防と社会経済活動の正常化を目指します。
 夏休みのシーズンに入りました。
県民の皆様には、充実した日常生活を送るために、基本的な感染防止策の継続をお願いいたします。

■県内概況(その他の感染症)■
 RS ウイルス感染症の報告が増加しています。
RS ウイルス感染症は、2 歳までにほぼ 100%の乳幼児が少なくとも 1 度は感染するとされています。
症状としては、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々ですが、乳児期早期に初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれています。
そのため、特に乳児期早期のお子さんがいらっしゃる場合には、感染を避けるための注意が必要です。

■サル痘について■
【サル痘とは】
 サル痘はウイルスによって感染する病気です。
 一般的には発熱や発疹(ほっしん)、リンパ節のはれ等の症状がみられます。
【症状】
 体の部位に関係無く、発疹や水ぶくれなどが発現します。
 その他、発熱、頭痛などの症状が見られる場合があります。
 水ぼうそうなどの他の発疹を生じる病気との区別が難しいことがあります。
【感染経路】
 主に感染した人や動物の皮膚の病変・体液・血液に触れた場合(性的接触を含む)、患者と近くで対面し、長時間の飛まつにさらされた場合、患者が使用した寝具等に触れた場合等により感染します。
【疑う症状がある場合】
 サル痘を疑う症状が見られた場合、最寄りの医療機関に相談してください。
 医療機関を受診する際には、マスクの着用や発疹部位をガーゼなどでおおう等の対策をした上で受診してください

 参考: サル痘について(厚生労働省)
>>詳細はこちら

■第29週のトピックス■
◆サル痘の患者の発生について(厚生労働省HP)
>>詳細はこちら
◆新型コロナウイルス感染症COVID-19診療の手引き 第8.0版(厚生労働省
>>詳細はこちら

【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2022年7月29日更新)