2021年01月08日

2020年 第53週(12月28日~ 1月3日)

❖県内概況❖
 第 53 週は年末年始で休診の医療機関が多く、定点把握感染症の報告数は減少しています。
インフルエンザの報告もみられません。
 新型コロナウイルス感染症は、県内の第 52 週(12 月 21 日~27 日)における新規感染者が 227 名、第 53週(12 月 28 日~1 月 3 日)が 226 名と、第 51 週の 161 名に比べて大幅に増加しています。
12 月下旬は保育所や複数の病院などでクラスターが発生しました。
また、入院者数は 1 月 5 日現在で 234 名で、入院対応可能数 370 床の 7 割程度となっています。
県では無症状者を含むすべての感染者を入院または宿泊療養により対応しています。
宿泊療養者数は徐々に増加しており、12 月 30 日から新たな宿泊施設を確保することで対応しています。
新型コロナウイルスの感染から発症までの潜伏期間は多くが5~6日間と言われており、年末年始の影響は第 1 週(1 月 4 日~1 月 10 日)の感染者数の推移をみないと判断できませんが、今のところ県内で終息の兆しはみえず、今後も増加が予想されます。
引き続き、「うつらない・うつさない」行動の徹底が重要です。

✤第53週のトピックス✤
◆感染性の増加が懸念されるSARS-CoV-2新規変異株について 第4報
(国立感染症研究所)
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◆新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況等(2020年12月22日現在)
(国立感染症研究所)
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【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2021年1月8日更新)