2018年09月28日

2018年 第38週(9月17日~ 9月23日)

❖県内概況❖
RS ウイルス感染症の増加が続いています。
中和保健所の東部地域(旧桜井保健所管内)では、先週から倍増しています。
RS ウイルス感染症は、例年年末に向けて多くなる呼吸器感染症ですが、今年は 9 月末の時点で例年のピーク時以上に多くなっています。
小児科定点対象疾患であるため報告されている患者の中心は 2 歳までですが、成人や高齢者も感染します。
乳幼児や高齢者で入院治療が必要となった重症例では、インフルエンザと比較して、同程度もしくはそれ以上に致命率が高いことが示唆されています。
家庭や、介護施設等の集団生活の場には、持ち込まないことが重要です。
健康な成人では、軽い咳、鼻汁程度の軽い症状しかなく、感染していることがわかりにくいですが、症状に気づいた場合には、乳幼児や高齢者との接触は避けるようにしましょう。
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✤第38週のトピックス✤
◆風しん急増に関する緊急情報:9月19日現在
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◆風しんについて(厚生労働省)
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風しんが関東地方で流行しており、関西地方でも徐々に患者数が増加しています。
患者の中心はこれまでのように30~40歳代の男性ですが、風しんは胎児への影響が最も懸念される疾患です。
妊娠早期であるほど影響が大きいため、妊娠が判明していない時から注意が必要です。
妊娠を希望する女性だけでなく、その家族や職場などの周囲の方々は、ワクチン接種歴を確認し2回のワクチン接種が済んでない方は、ワクチン接種を検討しましょう。

【奈良県感染症情報センター(奈良県保健研究センター)より参照】
(2018年9月28日更新)