◎妊婦期の食事
昔→「赤ちゃんの分もしっかり食べなきゃ」といわれてきました。
今→ママはお医者さんや助産師さんと話をしながら、食事のバランスを考えて食事をしています。ですが偏って食べていたり、食べなかったりする日があれば、声をかけてほしいものですね。


◎姿勢
昔→畳での生活が多かったため、自然と「骨盤を開く姿勢」がとれていました。
今→昔と違って、椅子の生活が多いので、畳の生活のような「骨盤を開く姿勢」がとりにくいものです。その点あぐらをかくのは、骨盤を開き、出産を助ける姿勢なので、行儀が悪いようですが、妊娠中は積極的に進めてください。


◎出産前後の過ごし方
昔→「産後の床上げ」といって、産後1か月ほどは布団を敷き、休む人が多かったようです。
今→家電の普及などで、家事の方法も変わってきています。出産前後の過ごし方も、いろいろ変わってきました。「臨月になったら里帰りして実家の近くの産院で出産、産後1か月くらいは実家で・・・」「出産までは自宅、退院後に里帰り」「里帰りはしないで、退院後手伝いに来てもらう」「里帰り、お手伝いはなしで、夫婦で乗り切る」など様々です。赤ちゃんの両親が決めたことを尊重しつつ、手助けができたらいいですね。

しかし、何でもかんでも手助けするのは、よくありません。赤ちゃんの扱いがぎこちなくて危なっかしくて、手や口を出したくなるのは当然ですが、練習しないと上手にはなれません。「親」が「親」になっていく大切な時期なのです。あたたかい目で見守りましょう。


◎お祝い
昔→日本各地で赤ちゃんの誕生や成長を祝う行事や風習がありました。
今→時代の移り変わりでほとんど行われなくなったものや、今時に合わせて簡略化されたもの、新たなスタイルにアレンジされて行われているものもあります。どんなお祝いをどんな形でするのかは家族で相談しながら決めましょう。双方の実家の気持ちが入り乱れて、せっかくのお祝いが辛いものにならないように、気をつけてあげられるといいですね。

◎乳幼児のチャイルドシート
昔→小さい子どもと一緒に車に乗るときは、抱っこしながらが普通でした。
今→産院からの退院時から、赤ちゃんをチャイルドシートに乗せます。6歳未満の子どものチャイルドシート着用は道路交通法で義務化されています。